法人名義でFX口座を開設するにあたり海外FX業者を選択した理由
近年は、法人名義でFX取引をしている会社もありますし、現状は個人名義でトレードをしているが、将来的には税金面等を考慮して法人設立を考えているという方もいらっしゃるでしょう。
私自身も昨年まで国内と海外のFX業者で開設した個人名義口座でFX取引をしておりましたが、今年に入り、法人を設立したことをきっかけにFX業者に法人口座を開設してみました。
なお、日本ではなく海外のFX業者に法人口座を開設したのは以下の理由からです。
- ゼロカット
- 高レバレッジ
- MT4、5が使える
- 日本語サポートあり
FX取引は業務の一部であり、万が一トレードで多額の損失がでても、法人全体の資金繰りに支障をきたさないようにゼロカットは必須。また、現状、預け入れる証拠金はそれ程多くないため、レバレッジは高い業者がいい(決してハイレバで取引をするためではない)と考えたのが主な理由。
あとは、個人でFX取引をしているときから、MT4を使用しているため、そのままMT4(将来的にはMT5)を使いたい。
そうなると、海外のFX業者に限られます。
HFM(HotForex)での法人口座開設の手順と審査書類
上記の条件を満たす海外FX業者を色々と調べ、HFM(旧ブランド名称ーHotForex)に法人口座の開設を申込むことにしました。
HFMを選んだ理由としては、入出金時の悪質なトラブルはなさそうで、500万ユーロを上限とする民事賠償保険制度にて資産管理をしているなど安全性・信頼性は問題がなさそうなこと。500~1,000倍の高レバレッジで取引ができること。加えて、口座開設のための提出書類が簡便で労力が少なくすみそうであったこと、資本金による制限が特になさそうだったことなどが挙げられます。
まず、HPの「口座開設フォーム」で法人名称(半角英数字のみ)、法人番号、代表者氏名、Eメールアドレス、電話番号などを入力しして登録します。そうすると登録したEメールアドレスに「HFM 登録有効化に関して」が届くので、メール内に記載されている「口座有効」をクリックすると、ログインIDとパスワードが発行されます。
そのログインIDとパスワードを使って、会員ページにて代表者情報や企業情報、資産額、投資経験などを入力します。
必要事項の回答が終わったら、本人確認書類を提出します。
HPのマイページ内でアップロードにより提出できる書類は以下の2点です。
- 代表者の身分証明(PLE)
パスポート、マイナンバーカード、免許証など - 代表者の住所証明 (POA)
水道光熱費の利用明細、クレジットカードの利用明細など
私は、①は免許証、②は電気料金の利用明細のスクショをアップロードしました。
その後、日本語サポートの担当者から、日本語のメールにて法人口座承認手続きのため、以下の書類の提出依頼が送られてきました。
※日本語サポートは、平日営業日 15時半から24時まで(夏時間は14時半から23時まで)
日本法人である場合に必要な証明書は以下の通りです。
- 履歴事項全部証明書
- 株主名簿(合同会社の場合、出資者名簿)
- 定款
- 登録株主および取締役全員の身分および住所証明書
※取締役およびに株主が一人で同一の場合は記入提出不要
※法人証明書類は6ヵ月以内に発行されているか、公証されているものが必要になります。
FX取引を目的に法人設立された方であれば、設立時点で①③はお手許にあるでしょうし、②の株主名簿(出資者名簿)は、ネットで検索すればひな形が落ちていますので、比較的簡単に作成できるでしょう。
私の会社は、出資者が私ひとりだけの合同会社であるため、①②③を用意し、メールに添付して返信しました。
すると、日本語サポートの担当者から再び以下の文面を含むメールをいただきました。あとは審査結果を待つだけです。
法人証明書類は第3機関である翻訳会社にて翻訳されてから、口座承認手続が完了いたしますため、通常1週間ほどお時間をいただくことになります。
承認完了次第、メールにてご案内をお送りいたしますので、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。
審査自体は上記のメール本文の通り、1週間ほどかかるのかと思ってまっていましたが、実際には、2日後に承認完了メールが届き、取引が可能な状態になりました。
HFM(HotForex)法人口座の開設までにかかった日数と流れ
上記の口座開設までの流れを時系列に並べると以下の通りです。
法人口座開設、しかも、海外業者ということで、もっと手間取るかと思っていたのですが、要求される書類も少なく、日本語サポートもバッチリ、しかも、1週間以内で取引可能な状態になるとは!
実績のない新設法人で、資本金も100万円と多くないため、審査過程で追加の資料を求められたり、場合によっては、断わられる可能性もあるから、別のFX業者にも申込みをしておこうか考えていたため、想定以上にあっさり口座開設が承認されたので驚きでした。
海外FX業者に法人口座を開設することをご検討されている方のご参考になれば幸いです。