意外と知られていない銀行員の役職と各部署の担当業務

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金融機関で働いている銀行員の肩書と序列

どの業界も、業界特有の慣習や専門用語があるので、その業界とあまり接点のない外部の人間からすると、分かりづらいものです。

これは金融機関についても例外ではなく、融資を受ける側の会社・個人事業主と金融機関は本来パートナーとしてお互いのことをよく知っているべきですが、融資を受けた経験がない経営者はもちろん、また、仮にあったとしても金融機関のことについて詳しく知っている経営者の方はごく稀です。

原因として、銀行の担当者が数年単位で変わってしまい、深い付き合いになるのが難しいことも影響しているかもしれませんが、貴社をご担当されている金融機関の方が、金融機関の内部では、どのような立場にいる方か、をご存じでしょうか?

それは、名刺に記載されている肩書を見れば分かります。

ひと昔大ヒットした銀行員のドラマ「半沢直樹」の舞台であるようなメガバンクと比較すると、中小零細企業、個人事業主がお付き合いをすべき信用金庫や第2都市銀行など地域密着型の金融機関は、組織規模がそこまで大きくないので金融機関によっては、存在しない肩書きもあります。

ただし、肩書きの序列については全て金融機関で同一なので、知っておいて損はありません。

字面からすると「支店長代理」だが、実は…

お客様対応をするのは、前述の図でいうと、⑦一般職、⑥主任、⑤係長(比較的大きい金融機関であれば④支店長代理が対応することもあります)ですので、貴社を訪問されている金融機関の方の肩書も上記のいずれかでしょう。

支店長、課長や係長など一般の会社にも馴染みのある役職の序列は想像にたやすいですが、意外なのは「支店長代理」ではないでしょうか?

呼んで字のごとく「支店長代理」と捉えると、序列的には支店長のすぐ下ということになります(私も会計事務所に入社して、金融機関とお付き合いをするようになるまでは、かなり偉い方だと思っておりました)。

しかし、実際には、支店長代理は主任や係長の役職がない金融機関では一般職のすぐ上の位置。なので、年齢的にも30代前半~30代半ばと若い方が多いです。

その肩書きと年齢から、交換した名刺に「支店長代理」の肩書があると「30代前半で、支店長代理!!この人は、かなりのやり手(エリート)なのでは…」と委縮してしまうかもしれませんが、実際はそんなことない可能性も…、あります。

ただでさえ、金融機関の方と面談は、委縮してしまうと思いますが、肩書でビビることのないようにしてくださいね。

金融機関の各部署の役割と用語

また、金融機関の方を職種で分類すると上記のようになっています。基本的に、金融機関の部署は、支店長を筆頭に3つの部署に分かれています。

  • 渉外担当→お客様先に訪問する渉外(しょうがい)担当者がいる部署
    一般の会社であれば「営業部」に該当しますので、普段お会いする行員はこの部署に属しています。
  • 貸付担当→融資関連の業務を行っている部署
    普段接する機会はないと思いますが、契約内容の確認など融資の実務を担当している重要な部署です。
  • 事務担当→その支店の事務を扱う部署
    テラーと呼ばれる窓口業務、出納業務、端末オペレーションなどを行っている方が所属しています。


そして、各部署にそれぞれ責任者がいるのですが、この責任者を担当役席(たんとうやくせき)といいます。

役席(やくせき)とは、一般の会社であれば「管理職」に該当し、支店長代理から上の肩書の方は管理職(先程の支店長代理は管理職でいえば、いちばん下)ということになりますが、担当役席は、そのなかでも各部署の責任者になる方なので、それなりの立場にいる方であるということは覚えておきましょう。

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