【おすすめ本】スコア激増に特化した勉強法_『ただのサラリーマンが時間をかけずに半年でTOEICテストで325点から885点になれたラクラク勉強法』

ラクラク勉強法
TOEICの公式HPに記載されているTOEICテスト|TOEICテストについてによると、TOEICテストの特徴は下記の通りと記載があります。

・合否ではなくスコアで評価
→常に評価基準を一定にたもつために統計処理が行われ、能力に変化がない限りスコアも一定に保たれる。
・グローバルスタンダード
→世界約120カ国で実施されているため「世界共通の基準」として活用可。
・コミュニケーション英語能力を正確かつ総合的に評価
→身近な内容からビジネスまで幅広くどれだけ英語でコミュニケーションできるかということを測ります。

僕が中学生だった頃は、まだ、英検のほうがメジャーだったような気がしますが、今は就職、転職、昇進…、などなにはともあれTOEICって感じゃないですか?

ただ、その一方で、TOEICで高得点を取っても、実際に生きた英語が話せない、実務レベルじゃ使えないから意味がない、なんて意見もよく聞きますよね。

僕は過去2回(2005年と2008年)の2回TOEICを受験したことがありますが、日常的に英語を使うことが全く無かったこと、また、TOEICに否定的な意見に影響されてか、暫く英語の勉強から全く離れていました。

しかし、先日、駅ナカの本屋にふらっと立ち寄った際に目についた本書を手にとって、また、TOEICを受験してみようかと思いました。

目次

本書の目的は明確。「TOEICでいかに高得点を獲得するか?」その一点!

本書を読んで、潔いと感じたのは、TOEICで高得点を取れて英語がペラペラ、更に人生まで変わった! なんて全く煽っていないとことです。

英語とは全く縁がない、一般の中年サラリーマンである著者が、主に仕事の合間などの隙間時間を活用して、短期間でTOEICのスコアを激増させたノウハウが簡潔にまとめられています。ページ数も160ページほど、行間も広めの薄い本なので数時間で読むことができますが、その中身は厚い(熱い)です。

ただ、本書の目的はあくまでTOEICで高得点を叩きだす方法が述べられているため、TOEIC受験を通して、自身の英語力を効果的に上げたいという方には、本書の内容は向いてないと思います。

このあたりのことは、本書の最初のほうにも、ポイントとして、「頑張らない」「基礎からレベルに合わせてやる」「TOEICの勉強をする」と書かれていますから。

僕も一時期は実際に使えない英語の勉強なんかして意味があるのかと考えた時期もありましたが、転職活動など、書面ベースで自分という人間を判断してもらう際には、仕事の実績はもちろんですが、資格など客観的に判断してもらう資料もやはり大切だと実感した経験があります。

そのためには、TOEICに関しても中途半端なスコアじゃなくて、「おぉ!!」と思ってもらえる点数、具体的には900点を超えるスコアを本書のノウハウを使って獲得すれば、ある程度の評価を受けることができるかもしれません。そのあとでその勉強して向上させた基礎をベースに使える英語に変換していってはどうか?と考えたんです。

高得点への近道は無い。愚直に努力を重ねることが結局は近道!

では、具体的に本書でオススメされている「ラクラク勉強法」とは何なのか?

最近のビジネス書のハヤリのようなタイトルが付けられていますが、英語が苦手でも、勉強する時間があまり確保できない方でもスコアをアップさせる内容というのは実に非常に堅実で、かつ、理にかなった勉強法です。

「まず模試本or公式問題集を使用し、本番同様の形式の問題を解いてみて現状を把握する。」


模試本を解くタイミングは、以下がよいそうです。

①受験を思い立った日、
②『DUO3.0』の勉強が終わった時点、
③リスニング学習を終えた時点、
④設問先読みとPart5の学習を終えた時点、
⑤本番の1~2週間前、

「英文法は中学レベルの教材を使い、基礎を固める。」

中学英語を復習すれば、それだけでもTOEICで500点に近いところに行けることが多いですし、TOEIC本の解説が分かるようになるので勉強の効率が高まる。(P74)

「リーディング強化にも効果的な『DUO 3.0』を使用して単語力を上げる」

『DUO3.0』を使用した勉強は、500点台位の人を中心に、とても効果的な勉強法。イチオシ理由は、①難易度に合わせて、2種類のCDがある、②リスニングの入門教材としてもベスト、③単語のセレクトと例文の質がよい。(P78)

「TOEICテストの問題形式を分析。設問先読みなど各リスニングパートごとの解法テクニックを覚える。」
「単語、文法・語法、速読の3つの力をつけてリーディングパートでのスコアアップを目指す。」

1駅1題 新TOEIC(R) TEST 読解 特急 新TOEIC TEST 読解特急 Kindle版
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本書でオススメされている勉強法は何も特殊なものは一つもないと思います。普段は何気なく使っている通学・通勤などのスキマ時間を勉強時間として確保し、その確保できた多くはないであろう勉強時間を、TOEICのスコアを上げるための勉強に集中的に使うことによって短期間でのスコアアップを目指す、という非常に理にかなった勉強法が紹介されています。

「語学の勉強は、机に向かわなくてもできることがたくさんあります。(P22)

と書かれている通り、ちょっとした時間に気負わず勉強できるのが、いいところですよね。冒頭の画像は、僕が過去に受けたTOEICの結果でスコアは745点でした。もぅ、4年前だし、普段は全く英語を使わないので、すっかり錆び付いてしまっていますが、本書を読んで期間限定でTOEICを改めて受験することにしました。

目標は来年の1月と3月の2回受験でスコア900超え!

思い立ったが吉日というわけで、早速模試を一回といてみたり、『DUO3.0』を使って英単語を勉強しはじめたりしています。普段英語を使う機会がないと、勉強のモチベーションを確保するのが難しいですが、TOEICを受験する!という目標があるだけでも、勉強への姿勢が変わります。

今回ご紹介した本は、「楽に勉強する方法」は書かれていませんが、「効率的に勉強する方法」が満載です。これからTOEICを受験してみようかなぁ、と考えていらっしゃる方は、実際に勉強をはじめる前に、本書のような勉強本を先に読んでおくと、その後の勉強効率が劇的に変わりますよ!

オリジナル記事の投稿年月日:2012年10月16日
当記事は管理人が過去に運営していたブログ『」リー:リー:リー』に投稿した記事です。管理人のミスでブログ自体が消滅してしまいましたが、生原稿が残っていたものを若干修正のうえ、再アップさせていただいております。

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