3箇所で実際に試した肩コリ・腰痛治療の内容と比較

マッサージ
外国には「肩コリ」という概念自体が無いから肩コリ自体が存在しない、という羨ましい話を聞いたことがあります。僕自身も、30代前半までは「肩コリ」や「腰痛」といったものには無縁の生活をしていたため、「肩コリ」などがどれだけキツイものなのかわかりませんでした。

それが、あることが原因(?)で、首の裏辺りに少し違和感を感じるようになり、その違和感が段々肩全体に広がり、普通に椅子に座っているだけでも、シンドい状況になった経験があります。

症状が悪化した原因して考えられるのは、当時、税理士試験のため一日8~10時間程、机に座ってひたすら勉強をしていたことです。

それまで経験したことがないような痛みに勉強への集中力を欠いたり、日常の生活にも支障をきたすようになったきたため、当時3つの異なる治療方法を試した経験があります。
まず症状がでる前に予防するのが第一だとは思いますが、肩コリ・腰痛などにお悩みの方の治療院選びのご参考にしてみてください。

目次

最初に治療をお願いしたのは地元の整骨院

肩コリを感じるようになって、最初に治療をお願いしたのが、近所の整骨院でした。街中には恐ろしいほど沢山の整骨院や整体があり、素人目にはどこが腕のいい人がいるのか分かりませんよね。そのため、一応HPで評判の良さそうなところをチェックして通いやすそうな整骨院を選びました。

【整骨院で受けた治療の流れ】

①問診(自分で痛い場所を伝える)

②治療(低周波治療と柔道整復師の先生によるマッサージが中心)

毎回の治療時間は約1時間。料金は保険適用で初回は初診料込みで約700円、その後は約500円程でした。自由診療のマッサージ店等は1時間で約5000円程であることを考えればかなり割安です。

治療内容もマッサージ箇所を替えてみたり、ストレッチ方法を教えてくれたり、小さい鍼である円皮針を試してみたり、色々と試してみてくれていたため頼りにはしていたのですが、レントゲン等詳しい検査ができないため、治療も探り探りである点では不安はありました。

肩コリ・腰痛の根本的な原因を知りたくて整形外科へ

次に試したのが大学病院のような大規模ではありませんが、中規模の総合病院の整形外科です。整骨院では治療を受けた日にはある程度ラクになるのですが、次の日には元通りになってしまう状態だったので、一度詳しく検査してもらおうと考えたためです。

【整形外科で受けた治療の流れ】

①問診&検査(レントゲン、MRI)

②治療(投薬とレーザー+理学療法士の先生によるマッサージ)

最初はレントゲンだけだったのですが、徹底的に原因を調べて欲しいとお願いしてMRIもやりました。その結果でた診断は「典型的な肩コリ」でした(マジか?って感じでした)。治療の内容としては、痛み緩和のための薬として定番のロキソニンとモーラステープ等の貼り薬、リハビリとして患部のレーザー照射と、理学療法士の先生によるマッサージでした。

毎回の治療時間は診断+リハビリの日は2時間、リハビリのみの日は1時間程。料金はリハビリは700円程でした。個人的には整骨院で受けた低周波よりもレーザーのほうが痛みがラクになったように感じました。
またマッサージをしてくれる理学療法士の先生は、整形外科の先生連携しているので、安心感はありました。

こちらも保険適用のため、費用対効果は高いですが、肩コリ・腰痛が根本的に治るまでは至らず、資格試験の追い込みで勉強時間が伸びたことにより、逆に症状はじわじわと悪化しているように感じました。

その辺は整形外科の先生にも相談しましたが「精神的なことが一因としてあるかもしれないので、試験が終わればストレスが無くなって治るかもしれないよ」とアドバイスを受けました。

最終手段としてペインクリニックでブロック注射を受ける

その後、試験日が1月後に迫ったあたりで、肩の痛みで字を書くのも辛い状態になってしまいました。上記のように「試験が終われば~」と先生に言われていたものの、そもそもこのままでは試験を受けること自体が難しくなってしまうと思い、ネットであれこれ調べてみるとペインクリニック(麻酔科)というものがあることを知り、すがる思いで診察を受けてみることにしたのです。

【ペインクリニックで受けた治療の流れ】

①問診&検査(尿、血液検査等)

②治療(ブロック注射と投薬)

僕が通院したところでは、初診で1時間程かけてじっくり問診や触診をされ、その後、尿・血液の検査、引き続き、ブロック注射が可能かどうかの検査され、その日のうちにブロック注射をしてもらいました。

ブロック注射というのは、神経ブロックと呼ばれる注射で痛みを抑えたり、血のめぐりを良くして神経の回復を早める治療だそうです。

先生によると、首が一番の原因だろうということで、首をメインに、肩と腰に注射を打ちました。後は生活習慣についてのアドバイスを受け、薬を処方してもらいました。薬は漢方と西洋薬を合計5種類程でした。

事前に様子を見ながらブロック注射は4回必要ということで週に一回ずつ注射を打ってもらい、薬を処方してもらうといった流れでした。初回のみ検査等を含み2時間程かかりましたが、後の3回は30分程。

効果としては、驚くほどありました。

注射をしてもらったその日から痛みが和らぎ、特に腰痛については1月後にはほぼ正常になりました。おけげで資格試験も無事終えることができました。

ただ、シンドかったのは、値段の高さです。

保険適用でもブロック注射を含め毎回の治療に6000円程、薬に2000円程。僕は資格試験のためと切羽詰っていた状態だったので、値段は度外視でしたが、結構痛い出費でした(当時は、特に無職だったため)

まとめ

そして「現在」。いまは「肩コリ」の症状はほぼありません。

なんで、症状がよくなったのか、正直わかりません。上記の一番症状がきつかった時期以降も試験勉強は数年間続きましたが、その期間中にだんだん症状はよくなってきました。

病院等へ通う他に当時やるようにしていたことは、

  • スポーツ(当時、フルマラソン完走を目標に、日常的にランニングをするようになった)
  • ストレッチチューブを使ったストレッチ(これオススメです!1,000円以下で購入でき、コスパがいい)
  • 字を書く頻度を減らした(試験勉強で手を酷使し、悪化していた腱鞘炎防止のため)

ぐらいです。

結局、整形外科の先生が 「精神的なことが一因としてあるかもしれないので、試験が終わればストレスが無くなって治るかもしれないよ」というアドバイス通りだったのかもしれまえん。
というのも、だいぶ昔の話になるのですが、高校3年の頃、原因不明の喉の痛みで1年程耳鼻科に通院していた時期があり、通院しているときは症状が完治はしなかったのに、受験が終わると自然と完治してしまった経験があるからです。

ただ単にストレスによる影響を受けやすいだけなのかもしれませんが、僕の病院選びの迷走ぶりが少しでも同じように悩んでいらっしゃる方のご参考になったら幸いです。

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