予防より治療になると、時間もお金もかかる
18,560円
昨年の12月半ばから、体の浄化(?)を進めるべく、様々な病院通いの生活をしておりましたが、そのうちの一つ、歯の治療が先日終わりました。
上記の金額は、今回歯医者に通って治療にかかった治療費の総額です。
『歯磨き.jp』の記事→歯科治療費「相場」を知れば納得
があったので、治療点数の仕組みを見てみたのですが、やっぱり結構かかるんですよね。
これでも3割負担だから、これだけで済んでるわけですが(-_-;)
それもこれも、自分が歯医者にマメに通わなかったのが、いけなかったんですが…。
歯医者さんに限らず、お医者さんは掛かり付けのお医者さんに通いたものですよね。そのほうが、色々な面で安心するし。
以前は、会社勤めだったので、時間的に、仕事終わりに職場の近くの病院にしか行けませんでした。だから、職場を変えるたびに、掛かり付けの医者が変わってしまっていました。
この掛かり付けのお医者さんが決まっていない状態の弊害は、予防のために病院に行くというよりは、悪くなってから治療に行く、という流れについなってしまうことだと思います。
でも、これって結局、効率悪いですよね。
調子が悪くなってから行くので、治療に時間はかかるし、お金もかかるし。
それだったら、自分は大丈夫だと思っても、予防のために病院にいっといたほうが、結果的には時間もお金も節約できるんでしょうね。
もちろん、健康のためにもそのほうが良いだろうし。
経理処理、税務顧問に似たことが言えるかも…
治療より予防
今回の病院通いの日々のなかで、強く感じた教訓ですが、この考え方は、会社(又は個人事業)の経理処理、税務顧問にも似ているなぁ、と。
経理を含むバックオフィスの業務は、基本的に、それのみでは事業の売上を生み出すものではないので、専属の担当者がいる場合を除き、後回しにされることが多いと思います。
事業年度(年度)がはじまった当初は、今年こそはちょっとずつでも経理処理をして確定申告のときに苦労しないようにしようと思っていても、日々の業務が忙しくなってくると、領収書、請求書がたまっていく。
すると、経理処理をするのがどんどん面倒くさくなってきて、そのうち見て見ぬふり。最終的には昨年と同じで、確定申告まぎわになって、申告をするためだけに一気に経理処理をする。
会計事務所に勤めていたときに担当していたお客様でも、経理のための資料をお送りいただけない方、会計データの入力が進まず内容の確認ができない方が結構いらっしゃいました。
会計事務所に勤務していた時代には、自分の仕事を溜めたくなかったという理由もありますが、少しでも早く資料をお送りいただけるようにメールや電話での伝え方を工夫したりはしたのですが、経理を後回しにする(そもそも重要視されていない)方に改善を促すのはなかなか難しかったです。
経理よりも売上に繋がる業務を優先するのは当然だし、ある程度は、それでいいと思います。
ただ、事業年度(年度)が終わってから、申告をするためだけに経理処理をしているようだと、税務的なリスクがある処理については修正し、正しい申告はできたとしても、適切な節税、資金繰りといった会社(事業)のリスクを予防するような対策はできない、または、できたとしても対策が後手に回ってしまいます。
反対に、日々、経理処理をしていると「このままいくと、お金が6カ月後にはショートしそうだ」とか「売上は増加傾向だけど、その割には利益は増えていないなぁ」とか、色々なことに気がつくことができるようになります。
変化に気づき、会社(事業)が傾かないように予防のために対策をとることができます。
これを怠っているがために大変な治療が必要にならないように、面倒だとは思いますが、日々、こつこと経理処理をすることをオススメします!