「資質」をあわせたアプローチで自分なりの「強み」を作るために!

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「自分のことは自分が一番分かっている」のか?

僕は非常に自己肯定感が低い。
生まれついての性格か、後天的に身についてしまったものかは分かりませんが、
思考も基本的にネガティブに向きがち、自分になにがしらの才能があるなんて、
口が裂けても言えないタイプです。

そんな自分もいざ独立起業し、自分の看板で勝負しなけらばならないとなると、
そんなことも言ってられません。
自分は何ができるのか、自分の強みをアピールしていかないと、仕事を得ることができないし。
仕事を得ることができないと、ご飯を食べていくことができな…と、またネガティブ思考(泣)

そこで、まずは他人の助けを借りてでも自分にはどんな資質があるのかを確認しようと
以前から気にはなっていた書籍「ストレングス・ファインダー2.0」を購入し、
テストを受けてみることにしました。

「ストレングス・ファインダー」が測定するのは「強み」ではなく「資質」!

「ストレングス・ファインダー」とは、ギャラップ社が長年にわたる「人間の強み」に関する研究に基づいて開発した性格診断テストのようなもので、テストを受けることによって34種類の「資質」(責任感、達成欲、社交性、ポジティブ、戦略性など)のうちから、個人が持つ「資質」について順位をつけて表示くれるものです。
34の資質
※テストは177個も質問があり約30分ほど時間が必要なため、テストを始める前には事前にトイレなどは済ませ、体調が良いときに行なってください。

自分自身の「資質」を知ってどう活かすか?

テストが終わるとHPの要約ページに34の「資質」のうち上位5つが表示されます
(レポートのダウンロードも可能)。
※追加料金なしで表示されるのは上位5つ、追加料金を支払う34全ての順位が表示される。
このレポートには「共有する資質の説明」「独自の強みの洞察」が記載されています。
また、本書の第Ⅱ部にも、各「資質」について「資質の説明」「資質が高い人たちの声」「行動アイデア」が記載されていますので、それらを確認します。

ちなみに自分が受けてみた上位5つの資質は下記の通りでした。

1.慎重さ
(「慎重さ」の資質が高い人は、決定や選択を行うときに細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。)
2.回復志向
(「回復志向」の資質が高い人は、問題を解決するのが大好きです。どこに問題があるのかを探りあて、それを解決することに長けています。)
3.共感性
(「共感性」の資質が高い人は、自分を相手の状況に置き換えて考えることにより、相手の感情を察することができます。)
4.調和性
(「調和性」の資質が高い人は、意見の一致を求めます。意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探ります。)
5.公平性
(「公平性」の資質が高い人は、あらゆる人を平等に扱う必要性を確信しています。明確なルールを定め、それに従うことで、世界のすべての人を公平に扱おうとします。)

このテスト自体が「強み」に焦点をあてているため、どの資質についても記載されている内容を確認するだけでも、ポジティブな気持ちにはさせてくれます。ただ、単に一喜一憂するだけではもったいない。

本書にも下記のような記載があります。

「最も成功している人は、その人が持つ高い才能を起点にしてスキルや知識を身に付け、練習を積んでいる。こうすれば、才能は何倍にも増幅して開花するのだ。」

才能(頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン)※才能をまとめて分類したのが「資質」
×
投資(練習やスキル開発、知識を身につけるためにかける時間)
=強み(常に完璧に近い成果を生み出す能力)

あくまで、「資質」=「強み」ではないので、まずは自分自身の資質を知ること。そのうえで、苦手なこと、弱みは克服することに時間を割くより、その資質を「強み」へと昇華させていくには、どのようなアプローチで「投資」をすれば効果的か考え、実行することが必要だということです。

例えば、自分の場合、主な職業は税理士ですが、テストの結果ででた「資質」から、影響力(「人に影響を与える」資質:活発性、コミュニケーション、社交性など)の資質が上位に出てきていないので、ガンガン営業して、顧問先を増やして売上を増やしたり、事務所を拡大していくというアプローチは向いていない。
それよりは資質の上位にでてきる「慎重さ」「回復志向」「共感性」等の資質を活かし、経営計画の策定援助や資金繰り改善支援など問題解決型のコンサルティング能力をより高めることに投資するアプローチのほうが効率的に自分の「強み」を作れるのではないかと考えました。

個人的には、ストレングス・ファインダーの結果表示された上位「資質」は、自分が以前から思っていた自分の「性格」とそれほど外れてはいませんでしたが、その後ろ向きに感じられる「性格」をあまりポジティブに捉えていませんでした。ただ、それらも「資質」であり、その「資質」にあったアプローチをすることが「強み」を作る効果的方法であるとう考え方はとても腑に落ちました。

僕ほど自己肯定感なし男ではないにしても、「自分じゃとても自分の強みなんてわからないよ!」という方にこそ、ストレングス・ファインダーはおすすめできるのではないかと思います。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
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