ただただ好きな漫画15選(後編)

プロフィールの補足として始めた不定期連載【好きなもの】シリーズ第2弾:ただ好きな漫画15選の3回目のラスト5作品です。前回アップの1回目と2回目の記事のリンクを↓に貼っておきますので、よろしければそちらもご覧になってください。

・前半5作品→ ただただ好きな漫画(1/3)
・中盤5作品→ ただただ好きな漫画(2/3)

どれも一時代を築いた作品ばかりなので、ご覧になったことがある作品ばかりかと思いますが、もし未読の方がいらっしゃいましたら、是非読んでみて下さい(^_-)-☆

目次

『ハッピー・マニア』安野モヨコ

ハッピー・マニア 1巻 (FEEL COMICS) Kindle版
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正直、少女漫画にありがちな独特のタッチはあまり好きになれないんです。正しくは好きになれないというよりは、いまだに慣れないというほうが正しいかもしれません。とは言うものの『花より団子』『NANA』『花ざかりの君たちへ』『ハチミツとクローバー』など話題になった漫画は一応全巻よんだりはしてるんですよ。
だから絵がどうこうでハマるということは無いんですが、安野モヨコさんの漫画は設定だったり、登場人物のキャラクタ-自体が面白かったりするので、本作品の他にも色々読みました。なかでも特に『ハッピー・マニア』の主人公・重田加代子の現代でいう肉食系女子の設定は、少女マンガに対して抱いていた既成概念をとっぱらってくれたどいう意味で好きな作品です。

『MONSTER』浦沢直樹


浦沢直樹さんの作品で始めて読んだのは『YAWARA!』です。小学校の頃、近所の人が古紙回収の日に漫画を大量に捨てていたのですが、その中に『YAWARA』があったので20巻くらい拾って帰り読破しました。その頃は小さかったので、漫画家の先生が誰なのかとか全然興味なかったのですが、後に『MONSTER』を知り、読み始めてから、その作者が『YAWARA!』と同じ作者だと知って驚いたのを今でも覚えています。だって、あまりに作風が違うから!
浦沢先生の作品は『MASTERキートン』『20世紀少年』『PLUTO』などどれも好きなのですが、ドイツを舞台に日本人天才外科医で将来の院長候補であったDr.テンマが、ある日、院長の指示を無視して、大怪我で運ばれてきた少年ヨハンを救ったことから、奇妙な殺人事件が連続して起こるようになる、という『MONSTER』の展開は、子供の頃から実家のテレビで2時間モノのミステリーを沢山見てきた僕としては、ハマらない訳がない作品でした。物語のいたる所に様々な伏線が張り巡らされ、ラストのラストまで謎の真相が読めない展開、そして衝撃のラスト…。読了した後に暫く頭に残る後味の悪さ(決して悪い意味ではない)に、ぐるぐると頭が廻ります。

『ドラゴン桜』三田紀房

ドラゴン桜 フルカラー 版(1) (コルク) Kindle版
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元暴走族の弁護士・桜木建二が、完全に経営破綻に陥っているバカ高校・龍山高校の精算を請け負うのだが、その精算を回避するために、進学校として生まれ変わらせるために東大の合格者を出すことを目標に掲げ、学内に特進クラスを作り、矢島と水野の2人の3年生を1年で東大合格に導くというストーリー。
完全にドラマが先の後追いで読んだ漫画ですが、この漫画に関しては、仮に読んだのが10代・20代前半だったとしたらそれ程インパクトは受けなかったかもしれませんね。今では昔ほど、一流大学の看板が効かなくなっているとは言え、社会に出ると卒業校による世間の差別とまではいかないかもしれませんが区別があることは、様々な場面で感じる機会があります。まぁ、結局、他人の評価をどう受け取るかは自分次第なんですけどね。
現在は、自分も税理士試験という国家試験に臨んでいる身なので、勉強法の参考になることもありますし、桜木先生の身にしみる言葉の数々に力をもらってます。

「いいか!賢いやつはだまされずに得して勝つ。バカはだまされて損して負ける。
だまされなくなかったら…損して負けんたくなかったら、お前ら……勉強しろ!」(①巻より)

『ベルセルク』三浦建太郎

ベルセルク 1 (ヤングアニマルコミックス) Kindle版
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中世ヨーロッパを舞台にしたファンタジー漫画。傭兵団である「鷹の団」団長グリフィスと、その鷹の団に一時は所属するも、後にはその団長のグリフィスに復讐するために旅を続けることとなる「黒い剣士」ガッツの2人を中心に繰り広げられる壮大な物語。
作者のこだわりがひしひしと伝わってくる重厚な作画が、そのストーリー展開の壮大さと合わさって、独特の世界観を生み出していて大好きなのですが、その反面、連載開始から20年以上経った今でも、物語の終わりが見えない展開の遅さには、いちファンとしては、しっかりとその結末を知ることができるのか、変な終わり方はしないだろうか、という不安が常につきまとう作品でもあります。

『JOJOの奇妙な冒険』荒木飛呂彦

著者をフォロー 荒木 飛呂彦 + フォロー ジョジョの奇妙な冒険 第1部 カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
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連載開始から今年(2012年)で25年、四半世紀にも渡って連載が続くモンスター漫画、それが皆さまご存知、荒木飛呂彦先生執筆の『JOJOの奇妙な冒険』。元々人気の漫画ですが、前述の通り、今年は連載開始25周年ということで、荒木先生の原画展『ジョジョ展』が開催されたり、アニメがスタートしたり、テレビのアメトークで「ジョジョ芸人」の放送があったりと、異様なほどの盛り上がりを見せていますね。
正直申しまして、僕は第1部から第4部までしか連載は追っかけていないため、第5部以降は全く知りません。だから、全巻読んでないのに好きだと書くと、大ファンの方から怒られそうですが、面白く無くなったから読まなくなったという訳ではなく、漫画自体を殆ど読まなくなったことが主な理由です。
「北斗の拳」以来のインパクトを誇る擬音の数々や「ジョジョ立ち」などが近年は良くフィーチャーされてますが、「人間讃歌」という全体を貫くテーマに沿った仲間同士の絆、又時には敵に対しての敬意など熱い人間模様が一番の魅力ではないかと思います。又、音楽好きとしては、アーティストや曲名にちなんだ各スタンドのネーミングにやられます。「そぅきたかぁ!」ってね(^_-)-☆

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