ただただ好きな漫画15選(中編)

【好きなもの】シリーズ第2弾:ただ好きな漫画15選の2回目の5作品です。前回アップの1回目の記事のリンクを↓に貼っておきますので、よろしければそちらもご覧になってください。

・前半5作品→ ただただ好きな漫画(1/3)

どれも一時代を築いた作品ばかりなので、ご覧になったことがある作品ばかりかと思いますが、もし未読の方がいらっしゃいましたら、是非読んでみて下さい(^_-)-☆

目次

『特攻の拓』原作:佐木飛朗斗、作画:所十三


特攻と書いて「ぶっこみ」と呼ぶ、この独特のあて字タイトルから、その暴走族関係の漫画であることは容易に想像できるでしょう。
中学ではいじめられっ子だった主人公:浅川拓が、外道の秀人やマー坊などの不良達と出会いのなかで、様々な族同士の抗争に巻き込まれながらも、その度に仲間や数々の奇跡に助けられながら切り抜け、拓自身もだんだんと成長していくという青春漫画です。
所謂ツッパリ系の漫画は本作以外にも沢山ありますが、本作が好きだったのは、「疾風伝説(かぜでんせつ)」というサブタイトルが付いているように族同士の抗争を超えた「スピードの向こう側」を目指す闘いの描き方が絶妙だったからです。僕自身は別にスピード狂でもなんでもないですが、この漫画を読んで、本作の登場人物の一人、高遠陸夫の愛車だったセロー改に憧れ、一時期セローを購入し、カスタムを楽しみながら乗ってました。
音楽ネタがちょいちょい出てくるのも、音楽好きとしては堪りません!

『AKIRA』大友克洋


近未来の東京湾上に創られた新首都「ネオ東京」を舞台に、金田や鉄男らの暴走族が、軍と反政府ゲリラによる謎の人物「アキラ」の争奪戦に巻き込まれていくというSFコミックです。年齢的に連載時ではなく、単行本による後追いで知った作品です。漫画ってその内容が好きでも線のタッチが苦手だったり又その逆もあったりすると思うんですが、大友先生の作品は絵のタッチや世界観、キャラクター設定やネーミングセンス等の全てがツボにはまりました。
唯一の欠点(?)は単行本がその大判サイズでページ数も結構あり重いため、ベッドやソファに寝っ転がりながら読むというスタイルでは読めないことぐらい(^^ゞ
なかなか話が進んでいないようですが、ハリウッドでの実写化の話があるようで、そちらも公開したら是非見てみたいですね!

『行け!稲中卓球部』古谷実

行け!稲中卓球部(1) (ヤングマガジンコミックス) Kindle版
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リアルタイムで読んでいた漫画の中で、笑った回数で順位を付けるとしたら断トツの1位は間違いなく「稲中」です。内容が内容だけに、流石に「この漫画を読んで卓球を始めました!」的な友達は僕の周りにはいませんでしたが…、当時、高校生だった僕らの周りでの「稲中」の人気度はかなりのものでした。
馬鹿で自己チューな変態馬鹿:前野、あしたのジョーの矢吹丈を敬愛するこれまた問題児:井沢、実は一番の極悪&スケベ度を誇る:田中の3馬鹿トリオを中心に、強烈なワキガが武器(?)のハーフ:田辺、巨根の部長:竹田、イケメン副部長:木之下の6人が所属する稲中男子卓球部の強烈な日常を描いたギャグ漫画。
登場人物のキャラがぶっ飛んでいて変態的な言動も多々出てくるのですが、そのブラック的要素のなかにも意外と共感できる言動があったりするところが、この漫画が多くの人に愛された秘密ではないでしょうか?

『北斗の拳』原作:武論尊、作画:原哲夫

北斗の拳 1巻 Kindle版
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小学校の頃に最初に観たのがアニメなので、アニメの印象が強いですが、後々漫画で読み返して度にどんどん好きになった作品ですね。
最終戦争後の199X年を舞台に、暴力が支配する弱肉強食の世界に現れた、伝説の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者であるケンシロウとそれぞれの宿命を背負い生きる宿敵との闘いを描いたアクション漫画。  当時流行した「お前はもう死んでいる」という決めゼリフや、「アベシ」「ヒデブ」といった擬音を真似しながら北斗の拳ごっこをしながら友達と遊んでいたのは、単にケンシロウをはじめとする登場人物の強さに憧れがあったからだと思いますが、漫画を何回も読み込んでいくと、最初は悪役として登場するどの登場人物にも、それぞれ愛すべき魅力を感じられるようになってきます。
擬音という話に関係する話ですが、子供の頃、アニメの主題歌「愛をとりもどせ!!」の最初の歌詞はずっと「ユワッシャ~!」という掛け声的なものだと思っていましたが、高校の頃カラオケに行ったとき本当の歌詞が「YouはShock」だということを知り、衝撃を受けました!
ちなみに個人的に特に好きな登場人物べスト3は、南斗六聖拳「義星」のレイ、南斗六聖拳「仁星」のシュウ、南斗五車星「雲」のジューザです。

『BECK』ハロルド作石

BECK(1) (月刊少年マガジンコミックス) Kindle版
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音楽を題材にした漫画はそこそこあるのかもしれませんが、本当の音楽好きに愛された漫画は『BECK』以外には無いのではないでしょうか?
平凡な中学生だった主人公の田中幸雄(通称:コユキ)の人生は、天才ギタリストの南竜介との出会いによって大きく動き始める。アイドル以外殆ど音楽を知らなかったコユキがギターを弾きはじめ、竜介たちのバンド「BECK」(別名:モンゴリアン・チョップ・スクワット)に加入し、数々の困難に行く手を阻まれながらも、自分達の音を信じ続け、成功の階段を登っていくストーリーです。
毎回のストーリーの扉に描かれたCDジャケットのパロディや、元ネタを想像させるようなバンド名やキャラクター達、その登場人物達の名言の数々に、その全てが音楽好きを「ニヤッ」とさせられはず!
漫画なのに読んでいると、登場するそれぞれのバンドの「音」が自分の頭の中で聴こえてくる(ような気がする)稀有な作品。それだけにアニメ化や実写映画化されたときは、様々は賛否両論があったのでしょうね。

↓最後に「BECK」から好きな名言を一つ!

『すべてオッケー』っていう現実逃避的な音楽では人の意識を麻痺させて生きる上での問題を 考える力を奪うだけ。
別にしょ~~~もないポップグループが世の中にいくつあってもいいと思うけどそんな連中にグレイトフル・サウンドを占拠されたくないの!(Byオバちゃんこと佐藤和緒)

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