
前回に引き続き、プロフ補足【好きなもの】シリーズ第三段の「音楽」です。しかし、好きな曲やアーティストという括りではとても数10曲に絞ることができないので、自分の中で、
「この曲を聴いたことが、後の自分の音楽志向に影響を与えた」
と考えられる曲を30曲選んでみました。YouTubeの動画(なるだけライブ映像)を貼ると長くなってしまうので、今回も3回に分けて、10曲ずつ紹介させていただきたいと思います。
お時間がありましたら、是非前回アップした前編10曲、中編10曲も併せてご覧になってみてくださいな m(_ _)m
・前編10品→ 【好きなもの】自分の音楽志向に影響を与えた曲30選(前編)
・中編10品→ 【好きなもの】自分の音楽志向に影響を与えた曲30選(中編)
21.『Cissy Strut』Meters
自JBに触発されファンクに目覚めた僕は様々な地域の、そして様々な年代のブラック・ミュージックを貪るように聴くようになったのですが、その中でも特に惹きつけられたのがニューオリンズの音楽です。
日本人にとってはニューオーリンズと聞くと、2005年にかの地を襲ったハリケーン「カトリーナ」を真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、ジャズの発祥の地として有名であり、その他にも独特のセカンドラインのリズムを奏でるブラバンやファンクバンドを多数輩出してきた音楽が人々の生活と根付いている土地でもあります。
そんなニュー・オリンズの大御所的なバンドがMeters。ジョージ・ポーターJrとジガブー・モデリステのコンビが産み出す「間」のグルーヴは最高にカッチョいいです!
22.『Right Place Wrong Time』Dr.John
上記の話題の続きではないけど、ニューオーリンズと聞いて僕の頭に真っ先思い浮かぶのがDr.ジョンの顔だったりします。ずんぐりむっくりのお体に、たっぷりと口周りにたくわえたお髭に帽子がトレードマーク、どこかサンタさんのような出立ちに、強烈なダミ声が嫌でも印象に残るDr.ジョン。
プロデュースはアラン・トゥーサンにバックはミーターズという最強の布陣で製作された73年リリースのアルバム『In the Right Place』の1曲目に収録されています。これぞニューオーリンズ・ファンク!といった名曲。
23.『Nervous』The New Mastersounds
New Mastersoundsというバンド名を知らずに初めて聴いた時は、70~80年代辺りに活躍したディープ・ファンク・バンドがまたレコード・ディガーの手によって発掘されたのかと思ってしまったほど、この現行ファンクバンドの奏でるグルーヴは世界中のファンク・フリーク達のハートを見事に突き刺さったに違いありません。
現在は、世界中で昔のファンクサウンドの愛情を堂々と表に出すミュージシャンが多数存在しますが、エディー・ロバーツ率いるニュー・マスターサウンドはその先駆け的なバンドです。
24.『Quick Sand』Osaka Monaurail
ブラック・ミュージックの産み出す独特のグルーヴは黒人の「血」によってのみ表現可能なのか? いや、ここ日本にもJBファンクを体現するバンドが存在します。それが、バンマス・中田亮さん率いるファンク日本代表『Osaka Monaurail』です。「68~78年のFunkサウンドを現代に蘇らせる」という信念の元、世界を股にかけて活躍を続け、今年(2012年)でなんと結成20周年!おめでとうございます!!!!!
昔、Osaka MonaurailがあのFunkyディーヴァ・マーヴァ・ホイットニーと共に出演したライブに行きましたが、後にも先にもライブで思わず涙を流したのはこの一回のみ。この夜は、ホント最高の夜でした。
25.『Ain’t No Other Man』Christina Aguilera
僕の中でのクリスティーナ・アギレラは、ブリトニー・スピアーズと同時期にでてきたアイドルというイメージがあります。可愛い系のブリトニーに対して、セクシー系のクリスティーナと言った感じでしょうか? 基本的にアイドルには興味が無いし、両者がヒットさせていた曲自体にはハマることは当時はハマることはなかったのですが、彼女の声質は好きでした。
そんな彼女の2006年リリースのアルバム『Back to Basic』に収録されているのが本曲です。何といってもDJプレミアのトラックが最強なのは間違いないのですが、この完成度の高いトラックを見事に乗りこなす、いや、歌いこなしている彼女の歌声、存在感もまた圧巻。
タイプは全然違うけど、日本でいえば安室奈美恵さんみたいな存在のような存在かな?!
26.『Hallelujah』』the Rooftop feat. Maya Azucena
僕はファンクバンドと女性のソウルシンガーが特に好物です。「人間は無いものねだりだ」という言葉がありますが、当たり前ですが、男の僕には自分では出すことができない女性ならではの歌声が魅力的に感じるかもしれません。
勿論、どんな声でもいいという訳ではありませんが、マヤ・アズセナさんの歌声はかなりどストレートに心に響きます。
前に当ブログでもこの曲について記事にしましたが、本曲のカバーとしては一番有名であるジェフ・バックリィのカバーとはまた違って、ソウルフルに唄い上げる彼女のカバーも非常に魅力があります。
27.『Respect』Otis Redding
今は勿論「日本人=演歌」みたいなイメージは皆無ですし、僕にとっても演歌は特に思い入れのある曲はないのです。その代わり、僕にとっての演歌的な位置づけにあるのがサザンソウルです。少し前に黒人文化について書かれている書籍『ブラックカルチャー観察日記』に今の若い黒人は昔のブルースやソウルは古臭いから聴かないという記載がありましたし、ここ日本でもブラック系が好きな人はHipHopやレアグルーヴの元ネタとしての70~80年代ソウルの再評価されることが多いことからも、サザンソウルは若干、光が当たりづらいかもしれません。
ただ、僕はあの野暮ったい「男」を感じさせるサウンドに惹かれます。オーティス・レディングはそんなサザンソウルを語る上では避けて通れない重要人物。人気絶頂時に飛行機事故で無くなってしまいましたが、もし今も健在だったとしたら、今の時代にどんな唄を歌っていたんでしょうね?
28.『Lovin’ You』Minnie Riperton
中盤に紹介した10曲の中でaikoさんの曲を選びましたが、本来彼女のような可愛らしい感じの歌声はそれ程ツボにハマることがないので、なんでかなぁと理由を少し考えてみたのですが、そのルーツ(?)はミニー・リパートンになるのではないかと思い、彼女の曲を選択しました。
世界中ではもちろん、日本でも今井美樹さん他多数のアーティストにカバーされているクラシックなので、曲自体はご存知の方がほとんどだと思います。
5オクターヴを超える声域を駆使し、特にハイトーンボイスが印象に残りますが、それ以上に感情豊かに優しく丁寧に歌い上げる表現力が秀逸です。僕にとっての「天使の歌声」と言えば、それはミニーです。
29.『Valerie』Mark Ronson ft. Amy Winehouse
薬物依存やアルコール依存症による様々なトラブルや奇行、その果てに若くして無くなってしまう、というひと昔のロックミュージシャンの生き様を体現するかのような最後を迎えてしまったエイミー・ワインハウス。
メディアがスキャンダル的に部分にスポットを当てるのはやむを得ないけど、音楽的な才能がある人だっただけにとても残念です。マーク・ロンソンの創り出すサウンド単体でも十分満足なのですが、そこに良い意味で何処かの映画のシーンに登場しそうな(あくまで想像ですが)スレたキャバレーの踊り子が醸し出すような気怠い雰囲気、そしてハスキーな歌声が合わさって、古くて新しい、まさに温故知新といった出来に仕上がっている。こんな曲をもっともっと聞きたかっただけに、重ね重ね本当に残念です。
30.『Re:you』スガシカオ
これまた最近ブログに書きましたが、スガさんのインディーズ回帰最新作『Re:you』です。
「何をもってしてカッコイイ音楽なのか?」という問いに対する答えは勿論人それぞれなので、答えなんて無いのは重々承知なのですが、昔某CDショップに勤めていた経験から、また単なる一音楽ファンの実感として感じるのは、「日本ではカッコイイ音楽と売れる音楽は比例しにくい!」ということ。
だからこそ、スガさんのようなカッコイイ音楽を届けてくれるミュージシャンには、メジャーの第一線で活躍して欲しいという想いもあったのですが、この超ご機嫌なファンキー・チューン『Re:you』を聴いて「音楽シーンがどうだ?」とかやっぱどうでもいいや、思えました。メジャーだとかインディーズだとか、関係ない。スガさん最高です!!
オリジナル記事の投稿年月日:2012年9月30日
当記事は管理人が過去に運営していたブログ『」リー:リー:リー』に投稿した記事です。管理人のミスでブログ自体が消滅してしまいましたが、生原稿が残っていたものを若干修正のうえ、再アップさせていただいております。