【Non-BP Life】ノンボダがSNSを積極的に利用できない訳

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SNSは「周囲からの孤立」を避けるツールだとは思うけど…

Facebook、Google+、mixi、Myspace….。
近年爆発的に認知度をあげたSNS(Social Networking Service)=ソーシャルネットワーキングサービスは、今更説明するまでもなく、上手く活用すればプライベートのみならず、仕事にも活かすことができる有効なツールであることはご承知の通りだと思います。

SNSの魅力的の一つは、最初は見知らぬ人同士でも、同じ趣味嗜好が架け橋となり、新たなネットワークを構築できるところでしょう。これはノンボーダーにとっても非常に魅力的なツールであります。
ノンボーダーにありがちな状況として、「周囲からの孤立」があげられますが、オンライン上のコミュニティーとは言え、同じような境遇の人が集まり、状況を語り合い、意見を交換できるという場は、ノンボーダーにとっては心の支えになり得るでしょう。

では、ノンボーダーの方々が、周囲とのつながりを求めて積極的にSNSを利用ししているかというと、「そうでもない」というのが現状ではないでしょうか?

実際、僕は、現状どのSNSも利用していません。以前はFacebook、mixi、twitterなどには登録はしてましたが、全て退会しました。現在登録しているtwitterのアカウントは最近取得し直したものです。なぜ、全て退会したのかというと、SNSの欠点、というか使いずらい点は次の3つです。
※あくまで僕の場合(夫婦)であり、ボーダーの方とノンボーダーの方の関係性(例えば親子、恋人、夫婦、職場の同僚や上司など)によって状況は違うはずです。

①人間関係が崩壊してしまう危険性がある

そもそもオンライン上でつながっている人は、オフラインの世界でも大抵つながっているものです。ということは、ボーダー(BPD)であるパートナーとも嫌でも繋がってしまう可能性が十分あります。これは非常にやりずらい側面があります。
オンライン上だからと、油断しているとせっかくの人間関係が、ボーダーのパートナーの介入によって、崩壊してしまう可能性があります。これはきっと一般の方には理解できないかもしれません。なので実名ベースのFacebookなどはちょっとキツいですね。

②思いもよらぬ災いの火種となり得る

①から繋がることですが、ボーダーの人の喜怒哀楽の引き金がどこにあるか理解するのは非常に難しいという特徴に起因します。未経験の方はには、短期やヒステリーな人の超絶強力バージョンとご想像していただければよいかと思いますが、例えば、SNS上でのなんてことないコメントですら、どんでもない災いをもたらすこともあります。
それならそんなの避けたほうが…、という思考がSNSを避ける要因なってしまいます。

③思っていたほどコミュニティーがない

これは実際にはノンボーダーの方で悩んでいる方って実際には非常に多いと思うのですが、実際にノンボーダーとして悩みを抱えている人達の人数の割に、それに関連するコミュニティーが少ない、というかほとんど無いということ。度々リンクを貼らせていただいている「境界例・境界性人格障害WEB」や「BPD家族会のHP」はある程度認知度があると思いますが、それでも少ないです。

以前mixiをやってたときにもコミュニティー自体はありましたが、あまり積極的に意見交換がされているような感じはなかったです。これは僕がそう感じるだけで、全然違うかもしれませんが、結構ノンボーダーの置かれている状況はヘビーなことが多く、また、プライベートな問題が絡んでくるので、SNSでは相談しずらいというのが理由にあるのだと思います。

BPDの方に比べるとNon-BPの方でブログをやっている人が少ないのも同様の理由だと思います。そもそも、僕も一時的にパートナーから物理的に距離を置ける状況にいるからこそ、ブログを書くような余裕があるわけで、今現在もパートナーと一緒に生活している状況だったら、ブログなどやっていなかったでしょうし。

ただ、やっぱりノンボーダーにとっては、ネット上とはいえ、他の人と繋がっていれる状況は絶対に必要だと思います。実社会でも人間関係を保つことが困難なだけに…。

なんとか、このブログが同じような悩みをもっている人たちのつながれるような場所になれるようになればいいなと思っております\(^o^)/

オリジナル記事の投稿年月日:2012年1月24日
当記事は管理人が過去に運営していたブログ『」リー:リー:リー』に投稿した記事です。管理人のミスでブログ自体が消滅してしまいましたが、ノンボーダーとしての経験は避けることができない人生の一部であるため、元記事を若干修正のうえ、再アップさせていただいております。

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