今日の午後に、前回の参加から1月ぶりに「BPD家族会」に参加してきました。
家族会について
BPD家族会は、BPDについて家族どうしで情報交換や勉強を行う場です。精神科医による講演会等も行っています。家族会は家族の方であれば、どなたでも参加できます。なお、当家族会は商業目的の会ではありません。 「BPD家族会」HPより
肝心の家族会の内容ですが、これは、前回参加させていただいた時の感想の際にも書かせていただきましたが、守秘義務があるのでお話できません。申し訳ございませんm(_ _)m
そのため、家族会の内容というよりは、家族会への参加を経て僕の「心」の変化だったり「行動」の変化だったりをお伝えしようと思います。もし、「家族会」自体の詳しい内容が知りたいという方は、是非下記の「家族会」のHPからお問い合わせください!
↓BPD家族会のHPはこちらです!
http://bpd-family.jp/bpd_family/date_place/
さて、前回は初めて参加ということもあり、その緊張もありましたが、今回は2度目の参加ということで、比較的冷静な状態でその場を過ごせるかと思っておりました。しかし、今回も「心」に激しい動揺(?)を感じました。以前程ではなかったですが「家族会」終了後は、移動中の電車の中では久々に息苦しさ(若干パニックの気があるので混んでる電車は苦手なんです。)を感じました。そのため当初は、学校に戻って試験勉強を再開しようと思ってたのですが、気分的に乗らなかったため勉強は諦め、ベローチェでしばし心を鎮めてから家路につきました。
以前だったらこんな時はタバコをバカバカ吸ってたとこですが、禁煙はまだうまく続いているので、今日も禁煙席です。そんなこんなで、今でも急に心が乱れる時があります。その乱れの感情はその時々で「後悔」「恐れ」「怒り」「悲しみ」「喪失感」「疑念」「恐怖」…など様々ですが、その中でも強く感じるのが「後悔」から生まれる「怒り」の感情です。
「あの時、○○○しとけば○○だったかもしれなかったのに。」(後悔)
↓ ↓
「××できなかったのは、アイツのせいだ!」(怒り)
感情の流れとしては上記の感じです。人間ならありがちな責任転嫁とも言えます。所謂「たられば」の話なので、過去の出来事をあれこれ悩んでもしょうがないのは分かっているのですが、いまだにうまく自分の中で整理できていない怒りの感情ベスト3をあげてみようと思います。
第3位「措置入院に該当しないと判断した精神保健指定医」
ノンボダの方ならご存知だと思いますが、「措置入院」は精神障害を抱える方が危険な状態な時に、市長の権限で入院させる制度ですが、これが認められるためには、指定医の方2人の審査が必要です。僕の経験では、入院の必要性を訴えた次の日に時間を指定され、指定医と面接(本人と保護者別々で)を受けました。その時担当された医者は2人とも高齢(推定80歳以上)でした。その内1人はやたら耳が遠いようで周りの人に何度も話を聴き直していた始末。こちらは状況の切迫感を必死に伝えたのですが、何をどう判断したのか、その時は入院が認められず。その数日後にパートナーは自殺未遂。因果関係はないのだろうが「もし入院を認めてくれていれば…」(後悔)の思いと同時に、あの時の高齢の医者の顔は忘れられない(怒)。
第2位「パートナーの自殺未遂騒動を知るやクビを切った会社」
当時僕は、某会社の営業をしていたのですが、この会社は体育会系のベンチャー企業。業績は伸ばしていたが、その分、社員は皆過酷なノルマと自己啓発という名の様々な研修等のため労働時間は長時間、その上、入社当時は休みだった土曜もいつの間にか出社になるという、今考えると立派な「ブラック企業」でした。しかし、当時は僕は自分の成長も実感できていたし、上司もデキた人だったので、必死に日々業務にあたっていた。また、当時はパートナーとは別居していたのだが、色々と悩みもあったため上司にはパートナーが心に病を持っていること、それがBPDという一般的には馴染みが薄い病気であることは伝えていた。
そんな折、上記の自殺未遂騒動があった訳だが、当然配偶者である僕は会社に連絡し、会社も暫くは会社にこなくていいよ、ということになった。が、数日後、上司と今後の事で話があると会った時に言われたのは「解雇」(当然、会社都合にもしてくれず。)おまけに最終月の給料は未払い(ー_ー)!!
まぁ、会社としては不安要素を切ったということなんだろうが、あまりに納得できない内容で唖然とした。結構信頼していた上司にも完全に失望した(怒)。
第1位「もし死んでたら…、と考えた自分自身」
そんなこんなで第一位も3位、2位と関係する出来事に関することなのだが、そのパートナーの自殺未遂騒動(ODは結構日常的であったがその時は、危機的なモノだった)があり、病院に駆けつけた。幸い命は助かったが、その時のICUで見たバートナーの変わり果てた姿、そして、それを止められなかった自分に絶望感を味わった。しかし、同時にふとした瞬間に僕の心にむくむくと湧き上がってきた思いがあった。それは「もし死んでくれていれば、オレはあの苦しい悩みから開放されたかもしれないのに…」という悪魔のような考えだった。確かに色々と抱えきれない悩みはあったが、仮にも自分が愛する人に対してそのような感情を持ったという事実が恐ろしかった。そんな「殺人者」のような考え方をした自分が今だに許せない!
これらの一連の出来事が僕にとっての忘れられない「怒りの矛先」ベスト3です。「医者」「会社」「自分」ですね。
若干、重い内容になり申し訳ありませんが、ノンボーダーの方で似たような経験又は思いをされた方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
「怒り」は時によっては、行動の原動力になることもあると思います。しかし、負のオーラを原動力にするのは「心」がしんどいです。できればポジティブ思考で生きたいです。そう思いました。
オリジナル記事の投稿年月日:2012年2月26日
当記事は管理人が過去に運営していたブログ『」リー:リー:リー』に投稿した記事です。管理人のミスでブログ自体が消滅してしまいましたが、ノンボーダーとしての経験は避けることができない人生の一部であるため、元記事を若干修正のうえ、再アップさせていただいております。