時間の限られるフリーランスにとってマイナンバーカードは必須
令和4年1月1日から、マイナンバーカード新規取得、健康保険証での利用登録、公的受取口座の登録をすると、合計20,000ポイントが受け取れるマイナポイント第2弾が開始されています。
マイナンバーカードの普及率は約40%(2021年12月時点)と、いまいち普及が進まない現状を打破するために国も必死ですが、マイナポイント受取を抜きにしても、フリーランス(個人事業主)はマイナンバーカードは取得するべきです。
理由は単純。時間効率化のためです。
独立開業すると、各種行政手続きや借入などの際、公的証明書の提出を求められることがあります。その際いちいち役所や出張所に出向いて、書類を受取するのは時間の無駄です。まして、長く続くコロナ禍の状況で、人が多く集まる場所に行くことはそれだけでリスクでもあります。
マイナンバーカード(電子証明書登録済のもの)を持っておけば、コンビニのマルチコピー機を利用して、各種証明書を簡単に取得することができます。
コンビニで取得することができる証明書と料金について
コンビニのマルチコピー機を使用して取得できる証明書には以下のようなものがあります。
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明書
- 住民票記載事項証明書
- 各種税証明書
- 戸籍証明書
- 戸籍の附表の写し
住民票の写し、印鑑証明、納税証明書などはプライベートでも必要になることがあるかもしれませんし、これらをコンビニで取得できるのは、とても便利です。
ただし、市区町村により提供するサービスが異なるようで、取得できる証明書の種類は異なります。例えば、僕がいま住んでいる杉並区では、住民税の証明書は現年度のものしか取得できませんが、豊島区では前年度も取得できます。
そのため、実際にご利用される前には「コンビニ交付サービス ●●(市区町村名)」で検索してみて、必要な書類が取得できるか事前に確認しておくのがよいでしょう。
また、各種証明書の交付手数料も、直接窓口で取得したり、郵送で請求するよりも「コンビニ交付サービス」を利用して取得したほうが少し安いこともメリットです。これも市区町村により違いがありますが、杉並区の場合、下記のように窓口又は郵送請求よりもそれぞれ100円安く取得できます。
公的書類の種類 | 料金 |
---|---|
住民票の写し | 1通 200円 |
印鑑登録証明書 | 1通 200円 |
住民税証明書 | 1通 200円 |
戸籍証明書 | 1通 350円 |
戸籍の附票の写し | 1通 200円 |
事前準備と実際の手順
事前に用意するもの
コンビニで証明書を取得する際に必要なものは以下の2つだけです。
・マイナンバーカード
・暗証番号(数字4桁) ※連続3回連続で間違える場合、使えなくなるので注意!
注意事項としては、コンビニはたいてい年中無休24時間OPENしていますが、「コンビニ交付サービス」は利用できる時間帯が午前6時30分から午後11時までとなっており、年末年始(12月29日から1月3日)とシステム休止日(不定期)は終日利用できません。