以前運営していたブログで、プロフ補足として「ただただ自分が好きなもの」という括りで、いくつか記事をアップしておりました。
当時のブログ自体は自分の不手際で、全部ぶっ飛んで消えてしまったのですが、幸いにも原稿自体は残っているのがあったため、ブログ再開にあたり、自分紹介という意味も含め、改めてアップすることにしました。1発目は映画編でしたが、2発目は漫画です。
今は定期購読している雑誌はないですが、小学校の頃から、コロコロ→マガジン→ヤンマガ→スピリッツと何かしらの雑誌は買っていましたし、そこそこ読んできました。今回ピックアップした漫画以外にも、好きなものは沢山あるのですが、思い入れの強さと読み返した回数の多さを基準に映画と同様に15作品を選んでみました。3回に分けて紹介しますので、今回はそのうちの5作品をご紹介します。
目次
『ブラック・ジャック』手塚治虫
父親は殆ど漫画を読まなかったので、子供の頃、自宅には漫画はほとんどなかったのですが、手塚治虫さんの『ブラック・ジャック』は何故か全巻揃っていたため、結構小さい頃から今に至るまで何度も何度も繰り返して読んだ作品です。
孤独なモグリの天才外科医ブラック・ジャックが次々に難病や大怪我の患者を奇跡的な手術で治してしまうストーリーが本筋であり、ブラック・ジャックの天才技に魅了されたのは勿論ですが、それぞれのストーリーに登場する人物像や物語の描写が細かく、「命」「平和」「お金」「自然」…など、様々な大きなテーマについて考えさせられることが度々ありました。
『三国志』横山光輝
歴史好きとしては、やはり外せないのが横山光輝さんの作品であり、『伊達政宗』『武田信玄』などの戦国モノ、『水滸伝』『項羽と劉邦』など中国モノなど多くの作品を読みましたが、やはり『三国志』が一番好きです。あまり関係ない話ですが、小学校の時にタイムカプセルを埋めたのですが、卒業してから10年後に掘り起こして自分が埋めたものを受け取ったのですが、そのなかには自分で描いた蜀の武将「姜維 伯約」のイラストがありました。それぐらい三国志が好きだったんでしょうね。しかし、何故姜維をセレクトしたのかは今もって謎ですが…(^^ゞ
日本の歴史上の戦いと比較すると圧倒的ぶスケールがでかい魏呉蜀の数世代に渡る三つ巴の戦いを描いた歴史漫画の大傑作ではることは間違いないでしょう!
『カムイ伝』白土三平
数年前に松ケン主演で『カムイ外伝』が公開されたことにより再び脚光を浴びた白土三平さんの時代漫画。江戸時代の士農工商穢多非人という厳しい階級社会のなかで生きた様々の人々を、カムイ(非人)、正助(農民)、草加竜之進(武士)という主要人物のそれぞれの視点から描いた超大作です。
最下層の非人部落出身から自由を求め、忍びの道に入るも、その忍びの世界の厳しい戒律により結局自由を得ることができないカムイ、カムイの姉である非人のナナと結婚するなど既成概念にとらわれない発想で農民の地位向上を目指す正助、家老の嫡子でありながらお家が勢力争いに破れ失脚し、その後は身分を隠しながら真の敵への復讐を狙う竜之進。この三者三様の戦いにそれぞれの人物が絡み合います。「身分制度」「差別」「生死」「自由」など漫画の時代背景は江戸時代ですが、現代を生きる僕たちも真剣に考えるべきテーマが数多く含まれています。
『シュート』大島司
サッカーを最初に好きになって実際にサッカーを始めるきっかけになったという点では『キャプテン翼』に影響を受けたのは間違いありません。ただ、僕が中学生の時はまだJリーグが無く、その頃のサッカー選手の一番の目標と言えば高校サッカーで国立でプレイすることでした。
その点で影響を受けたサッカー漫画として挙げられるのが『シュート』です。実在する静岡県立掛川西高校をモデルとした新設2年目の掛川高校サッカー部に入部した田仲俊彦、平松和広、白石健二の「掛西中トリオ」が、天才と呼ばれる久保嘉晴らとともに高校選手権大会を次々に勝ち抜いていく、というサッカー漫画ですが、そこには、大きな別れや新たな出会いがあったり、高校生らしく恋愛話や家族の話が絡んだりして青春漫画としても読めますね。『キャプテン翼』と同様、戦いの舞台が、県予選、全国、世界と広がっていくにつれ、次々に登場する対戦相手のキャラや得意技にも注目です!
『スラムダンク』井上雅彦
僕の世代でサッカーと人気を二分したのがバスケです。そのバスケ人気に火をつけたのは間違いなく今作品でしょう。当時はスラムダンクの影響でバスケが凄い人気があったし、マイケル・ジョーダンがまだ現役で活躍していた頃で、衛星放送ではよく中継がやっていたので、バスケは未経験者の僕でさえテレビ中継をよく見ていたほどでした。
不良だった桜木花道が高校に入学時に、晴子さんに惚れてバスケ部に入部。最初は彼女目当てで始めたバスケにいつしか夢中になり、全国制覇を目指すというストーリーは、展開としては王道をいくものであるが、登場人物のキャラが立っていること、その登場人物達の名言の数々がこの漫画を特別なものにしているのではないでしょうか?