確定申告に領収書・レシートの保存は必須。ただキレイに保存は時間の無駄!

領収書の保存方法

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領収書・レシートは大切な書類で保存は必須だけど…

フリーランス(個人事業主)として開業すると、それまではゴミだと思ってポイ捨て(又は受取拒否)をしていた領収書やレシートが、税金計算のための大切な資料になります。

また大切な「書類」であるため、法律上、一定期間保存しておく必要があります。

保存が必要なもの 保存期間
帳簿 仕訳帳、総勘定元帳、現金出納帳、売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳など 7年
書類 決算関係書類 損益計算書、貸借対照表、棚卸表など 7年
現金預金取引等関係書類 領収証、小切手控、預金通帳、借用証など 7年
その他の書類 請求書、見積書、契約書、納品書、送り状など 5年

フリーランスの場合、領収書やレシートの保存期間は7年間(※前々年の所得が300万円以下の場合は、5年間)。結構長いです!そして、原則「紙」で保存しないといけないため結構邪魔です!

※2022年1月以降は「電子帳簿保存法の改正」により電子取引については、データで保存する必要ありますのでご注意ください。
「電子帳簿保存法の改正」については過去記事をご参照ください。https://viva-la-normal-life.com/tax/960/ただ、大切な書類だからといって、その保存のために貴重な時間をかける必要は全くありません。

領収書・レシートを貼り付けるのは誰のため?

会計事務所に勤務していた際に、記帳代行の依頼をいただいていたフリーランスのお客様から確定申告のために、経理書類をドサッと郵送していただくと、領収書、レシートを1枚1枚台紙(A4用紙など)に貼り付けてあったり、きれいにファイリングされていることがありました。

きれいに台紙に貼り付ける理由としては、以前に勤めていた会社の経費精算の名残かもしれませんし、台紙に貼り付けて保存しなければいけないという都市伝説のせいかもしれません。

ただ、これ別に必要がないです。

【領収書・レシートの取説】
・買物をして領収書、レシートを受け取る

・領収書を元に経理処理(データ入力、確認)をする

そのまま封筒にぶち込んで終了(その後は放置)

・保存期間(7年)が経過したら即廃棄

たしかに保存は必須ですが、保存の仕方については別に定めはありません。

その後、一生見ることはないであろう領収書、レシートのために貴重な時間をさくのはもったいないですので、上記の取説のように経理処理が終わったら、月別に(量が少なければ一年分をまとめて)封筒にぶち込んでおけば十分です

整然と保存していてメリットがあるとしたら、それは、税務調査があった際に、調査官がチェックしやすいというだけです。

潔癖な方、性格がマメな方などは、書類を雑に扱うのは抵抗があるかもしれませんが、何も生み出さない不要な作業は、今後やめてみませんか?

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