やっぱり音楽は「生」が一番と感じた教会での素敵な集い

ライブ会場は、根津神社など下町情緒溢れる住宅街の一画にある根津教会。教会と言えば海外を旅行した時は、その雰囲気が好きなので、結構立ち寄るのですが、日本で教会の中に入ったのは初めてでした。 

この教会で行われたのは、木下航志『音魂@Church Vol.Ⅶ』

僕は、音楽情報と言えばここ数年は、テレビや雑誌よりも、もっぱらsoul searcherこと吉岡正晴さん(@soulsearcher216)のブログ吉岡正晴のソウル・サーチンで情報を得ることが多いのですが、吉岡さんのブログでも木下くんの名は、以前から度々名前があがっていたのでYoutube等では動画は見たことはあったけど、是非機会があれば、一度は生で見てみたいと思っていました。

そんな折、たまたま、木下航志(@kohshi0508)くんがライブ告知をツイッターで今回のライブをつぶやいていたのに目を止め、さらにたまたま受験勉強をサボって家でみた映画『ブルース・ブラザーズ』の中でJBが教会で歌うシーンを見たため、これはライブに行けというお告げだと思い、即チケットをゲットしたのです。

とまぁ、その経緯はどうでもいいのですが(^^ゞ  会場の教会のステージはこじんまりとしたもので、客席もキャパが多分100人前後ぐらい。お客様の客層も一見したところ、下は10代の子供から上は70代の御年輩の方と幅広く、性別も男女の偏りも少なく、明らかに僕が今まで体験してきた、タバコの煙とお酒の匂いが充満する(この雰囲気はまたそれで好きですが)ライブハウスとは異なる和やかな雰囲気でした。

↑ステージはこんな感じ。楽器は航志くんが演奏するピアノのみというシンプルな構成でした。

ライブのオープニングは、Big Mouth Choir(ビッグマウスクワイア)というゴスペルクワイアの一員として活動しているという小林りのさんが2曲「His Eyes is on the sparoow」「When you believe」を披露。とても若いのに歌声はとても力強く響きました。僕も前レコード屋さんでソウル担当だったので、ゴスペルも扱ってたんですが、やっぱり日本だとゴスペルって敷居が高く感じるのか、なかなか手にとって頂けませんでした。だから、彼女達のような若いグループが活躍してくれて、日本の人たちが普通のポップスと同様にゴスペルも聴くようになったら素敵ですよね。だから、応援します!

さてさて、会場も暖まったところに、メインの木下航志くんが登場。Youtubeで見た動画で力強く歌っているその姿から想像していたよりも「生」航志くんは小柄でした。この体からあの声がでているのか、と思うと不思議な感じがしました。

が、そんな思いも1曲目の「星に願いを」で早々に吹っ飛びました。やはり「生」で間近で聞いた彼の歌声は格別でしたよ。結構野太い歌声が低音から高音まで一気にしかも細くなることなく伸び上がっていく感じは、聴いていてタマラなく心地良かったです。また、若干舌足らずな感じの発音も彼の味となっているような印象を受けました。 

まずは「Music」「風の扉」「絆」と自身のナンバーが続きました。

正直申しまして、僕はまだ彼の音源は持っていないので、それぞれの曲を聞き込んだ訳でもないのですが、特に「風の扉」は最高に良かったです。すっかりお気に入りです。  その後に披露されたカバー曲(スイマセン、タイトルが分からないです)をはさみ、その後はゲストコーナー。 

最初は、航志くんのライブにはよく出演されているという、ジュリアさんとホイットニーの「Jesus Loves Me」、 さらに沖縄の歌手、砂川恵理歌さんの「一粒の種」と続く。砂川さんの包み込むような歌声には癒されました。

「荒城の月」をはさみ、ゲストコーナーはまだまだ続く。 

ブレンダ・ヴォーンさんと2曲(スイマセン、両曲とも不覚にもタイトルが分からないです)を披露したのですが、彼女の歌声にはマジでド肝を抜かれました。前述の吉岡さんのブログでも彼女の名前は頻繁にでていましたので、凄い実力派であることは想像はしていましたが、想像を遥に超えましたね(^^♪ 航志くんも「凄い迫力でしたねぇ!」と語っていましたが、まさに魂のこもった歌声でした。こういうパワーって、英語だからとか日本語だからとか関係なく伝わるんですよね。そこが音楽のいいところです。 

このライブを最後にしばらく日本を離れるとのことだそうですが、また来日された時には、是非ライブに足を運んでみたいです!  そして終盤、「私の青空」「Love」とスタンダードナンバーが続き、ラストはモンバチのキヨサクさんとの共作という「Pray」。これも最高でした!う~む、自分の表現力不足を恨むが、それでも「最高!」この言葉が一番しっくりくるような気もする。

あ、これは別にどうでもよい話ですが、「私の青空」「Love」のところだったと思うのですが、航志くんが、お客さんに手拍子を促し、その手拍子を「裏」にとってピアノを引き始めたので、上手く僕ら観客が裏をキープできるか(いつの間にか裏をとってるつもりが表になってしまわないか…)ハラハラしてましたが、そんなことは、取り越し苦労でした(#^.^#)  アンコールではゲストの皆様と一緒に「Oh Happy Day」、そしてブレンダと「Amazing Grace」のデュエットで締め、最後には歌いながら二人で退場していきました!

やっぱり音楽は「生」が一番ですね! 

当たり前のことですが、木下航志くん&その他ゲストの皆様の素敵な歌声により、その当たり前のことを改めて再確認できた夕べでした。

オリジナル記事の投稿年月日:2012年3月18日
当記事は管理人が過去に運営していたブログ『」リー:リー:リー』に投稿した記事です。管理人のミスでブログ自体が消滅してしまいましたが、生原稿が残っていたものを若干修正のうえ、再アップさせていただいております。

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