
書類で見かける「事業所整理記号」の数字は2桁だが…
先日、「オンライン事業所年金情報サービス」の利用申込を、e-Govの電子申請で行う際に「事業所整理記号」と「事業所番号」の入力を求められました。

私自身は社労士ではありませんが、税務に付随する業務として社会保険関係の書類に触れる機会はありますし、自身が経営する法人も社会保険の適用事業所なので、「事業所整理記号」と「事業所番号」についても知っているつもりでした。
そこで、毎月、納付している社会保険料の「納入告知書」を引っ張り出し、同書類の「事業所整理記号」欄に記載されていた2桁の数字と3桁のカナを入力しました。

すると、速攻でエラーのポップアップが表示されて、先に進めませんでした。
「入力可能な桁数(4文字)」と言われても、書類には2桁しか表示がなく、経験上、4桁を入力した記憶がなかったので、あれやこれや調べるために、余計な時間を費やしてしまいました。
「事業所整理記号」の謎の数字2桁は「都道府県コード」だった
一般的な社会保険の手続きをする際に「事業所整理記号」と「事業所番号」の記載は必須ですが、たいていの場合、「事業所整理記号」は、納入告知書に記載されている『「数字2桁」ー「英数カナ1~4桁」』で事足ります。
しかし、「オンライン事業所年金情報サービス」の利用申込のように、時に「数字4桁」の入力が必要になることもあるそうです。

調べた結果、分かったことは、4桁のうち、前半2桁は「都道府県コード」だということです。
4桁が必要になることがあるのなら、全ての書類で4桁で記載すればいいのに、なぜ2桁と4桁を使い分けているんですかね(怒)!
「事業所整理記号」の全47都道府県コード表
なお、各都道府県のコードですが、厚生労働省・日本年金機構のHPで調べてみても、分かりやすい場所にありませんので、ソースを確認されたい方は右のリンク(「電子申請 電子送付ガイドブック(令和7年1月6日版)」)の付録96ページ目をご確認ください。
そこまでするのがご面倒な方のために、都道府県コード表の部分だけ、転載させていただきますので、よろしければ、ご参照ください(所々、コードの数字が飛んでいるのは何故…? 謎)。
コード | 都道府県 | コード | 都道府県 | コード | 都道府県 |
---|---|---|---|---|---|
01 | 北海道 | 34 | 石川県 | 59 | 岡山県 |
02 | 青森県 | 35 | 福井県 | 60 | 広島県 |
03 | 岩手県 | 36 | 山梨県 | 61 | 山口県 |
04 | 宮城県 | 37 | 長野県 | 71 | 徳島県 |
05 | 秋田県 | 38 | 岐阜県 | 72 | 香川県 |
06 | 山形県 | 39 | 静岡県 | 73 | 愛媛県 |
07 | 福島県 | 41 | 大阪府 | 74 | 高知県 |
08 | 茨城県 | 42 | 兵庫県 | 75 | 福島県 |
09 | 栃木県 | 51 | 愛知県 | 76 | 佐賀県 |
10 | 群馬県 | 52 | 三重県 | 77 | 長崎県 |
11 | 埼玉県 | 53 | 滋賀県 | 78 | 熊本県 |
12 | 千葉県 | 54 | 京都府 | 79 | 大分県 |
21 | 東京都 | 55 | 奈良県 | 80 | 宮崎県 |
31 | 神奈川県 | 56 | 和歌山県 | 81 | 鹿児島県 |
32 | 新潟県 | 57 | 鳥取県 | 82 | 沖縄県 |
33 | 富山県 | 58 | 島根県 |